2008年5月13日火曜日

練習を見学しながら

火曜日は武器術や柔術の練習をしていますが、その一つ・・・。
ちょっと護身術っぽい練習をしていました。
相手の中段の突きを一歩下がって交わしつつ、突きを捕り、手首を返し崩すという、見た感じは合気道の小手返しに近い動きです。
力を入れて、相手をひっくり返そうとしてもなかなかうまくいきません。力を入れてしまうと、崩そうと云うより、支えようと云う意味合いが大きくなり、崩そうとしつつ、相手が崩れないよう支えてしまうため、結果として、相手が崩れないわけです。

この関係は・・・。

帰り、車を運転して帰ったのですが、オートマ、コラムシフト。ハンドルの左横にシフトレバーがある車です。
この車のシフトレバーを動かすのと、小手返しっぽい動きはかなり似ています。
シフトレバーをパーキングからドライブに入れようと下げる動き、しっかり握って下げようとすると、重いとか、堅いとか云う感触になります。
そうではなく、中指と親指をシフトレバーに軽く添え、肘を落とすように動かすと、レバーの動きがとても軽く感じるのです。

つまりは、シフトレバーは向こうの方に軸がある円運動であり、手は、肩を軸とした円運動。この二つの円運動は、重なる部分を境として、相対する場所に軸があります。
しっかり握ると云うことは、肩を中心とした円運動がシフトの円運動を浸食しようと云う動きで、当然のことながら、シフトレバーの軸はしっかりと固定されているのですから、その分が、シフトレバーが堅いだとか、思いだとかの感触になるわけです。
ハンドルも、その持ち方で軽く感じたり、重く感じたりしますが、同じく、円の浸食によるものです。
小手返しの要領は柔らかい手としっかりした腰背中胸であると思いますが、帰り、車のシフトレバーを替えつつ、同じだなぁと思った次第です。

0 件のコメント: